Le Vent d'Est

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9月29日(土)
今日は朝から上機嫌。村のマガザン・ダニエルに朝食のパンを買いに行って、いいものを見つけたのだ。それは、ムロン・ソルベ(メロンシャーベット)の香りのシャンプー。聞いただけで、いい匂いがしてきそうでしょう?ロレアルから出ている子供用シャンプーなのだが、ふたを開けてくんくんしたら、あまりにいい匂いなので、買ってしまった。ほかにも同じ種類でフリュイ・エグゾティーク(エキゾチックフルーツ)なんていうのもあったのだが、断然メロンシャーベットです。
香りに関しては、大人用も子供用も、シャンプーからシャワージェル、石鹸と、実に多種多様なパルファンがそろっている。こんなにあって、どうするのかしらと思うくらい。それはそうと、ランギロアでは、コンディショナーというものを売っていない。2イン1なるシャンプー(日本でいうリンスインシャンプーというやつですか)があるくらいで、どちらかというと、シャンプーよりもシャワージェルのほうが幅を利かせている。要するに、これ一本で体から髪の毛から全身洗っちゃえ!というわけです。
これまた迷うほど色々なメーカー、パルファンがある。ラベンダー、アプリコット、バニラ、ココナッツ、キウィ、ミント、グレープフルーツ、マンダリン、ピーチ、・・・。匂いの洪水だ。
香りが重要なのは、ヘアケア製品だけではない。洗濯洗剤、トイレ用洗剤、とりわけ家の床などを掃除する洗剤にバラエティ豊かなパルファンがそろっている。「春のさわやかさ」とか「プロヴァンス地方の果樹園」とか・・・。これだけ色んな香りがあると、床掃除も楽しくなる?!

9月28日(金)
同じ職場で働いているレミのところに、衛星放送TNTV用パラボラアンテナ一式が届いたそうだ。申し込んだのは、7月だという。私たちは、8月の初めに申し込んだはずだから、もうそろそろ・・・?
しかしレミが言うには、黙っていると、郵便局の人が知り合いや友達にどんどん先にあげちゃうから、聞いてみたほうがいいと、おそろしいことを言う。さもありなん。仕事帰りに村のマガザン(食料品店)へ寄ったら、ちょうど郵便局のおじさんがいるではないか! 聞いてみたら、「もうなくなっちゃった。次回だね」とそっけない返事。あーあ、TVが写らなくなる10月15日(だったか?)には間に合わないかも。私たちが申し込みをしたのは、唯一の無料放送、RFO(海外向けフランスの放送)が一時期姿を消した頃だから、同じように申し込んだ人が殺到したのだと思う。やれやれ。

夜は強い風が吹き付けて、スコールがやってきた。久しぶりに強い雨だ。空気がしっとりして、気持ちいい。

9月23日(日)
せっかくの日曜日だというのに、この上なくからりと晴れた日だというのに、夫も私も、食事をしては風邪薬を飲んでごろごろするという一日になってしまった。まあ、たまにはいいか・・・。ポセイドンまで寝室に入ってきて、夫の近くで寝ている。東に向いた窓からは、さわやかな季節風が入ってきて、カーテンを揺らす。

9月22日(土)
ゆうべはすっかり飲みすぎたようだ。ポセイドンのヒンスカ攻撃にもめげず、8時ごろまで眠ってしまった。数日前からのどが痛いし、この週末は何もせずにごろごろしよう。

9月21日(金)
ラグーンから風が吹き始めた。と思ったら、夫が盛んにくしゃみをしはじめた。仕事場を離れて村の方へ行くと、おさまる。くしゃみと鼻水。何かのアレルギーらしい。数年前から、年に何回か出てくるようになった。よくよく考えてみると、どうやら、風がやんで暑い日が続いたあとで、急にラグーンからの風が吹き始めると、なるらしい。以前医者にかかったときに聞いたのだが、ここは海が身近にあるし、いつも風が吹いているしで、アレルゲン物質が多いらしい。この国で呼吸器系の病気が多いのも、そのせいだろうか。
夜は、先日島をご案内したKさんご夫妻と、Vaimarioで食事。ヒナノビールで乾杯したあと、前菜にシーザーサラダとポワソンクリュを4人でつつき、そのあとは白ワインを飲みながら、メインのお料理へ。久しぶりにホタテのグラタンを食べた。おいしい。Kさんの奥様も私と同じくホタテのグラタン、旦那様はエビのプロバンスソース、夫は本日のおすすめビーフのブルギニョン(赤ワイン煮)。4人が4人ともお酒好きなせいもあって、ワインのフルボトルもあっという間に空になる。続いてロゼワインを頼むが、知らないうちにこれも空になり、みんなのグラスもからっぽになっている・・・。もうお腹いっぱいと言いながらも、リリーが持ってきてくれたデザートメニューを手に、どれにしようかと検討している私たち。デザートを食べ、コーヒーまで飲んだのに、「もっとお酒が飲みたいね」。気づくと、レストランには私たちのほかには、あと一組しか残っていない。今、何時? さっき時計を見たときには9時だったんだけど、・・・。
じゃあ場所を変えて、うちに行きましょうか。掃除してないけど、いいかしら。家のソファに落ち着いたときは、11時をまわっていた。レストランには何時までいたのだろう? スタートしたのが7時ちょっとだったはずだから、4時間近くもいたわけ?? 途中をよく覚えていないのがこわい。
ミントリキュールとココナッツリキュールをオンザロックで飲みながら、あっつい日本茶を一緒に飲み、EnyaとマイケルフランクスのCDを聴き終わったところで、12時になった。
完全な飲酒運転で、Kさんたちをキアオラまでお送りする。ひゃー、みんなよく飲みましたね。この島には酒飲み友達がほとんどいないので、久しぶりに飲んで、楽しかった。

9月18日(火)
仕事が終わると、夫はキアオラへ。メールをくださっていたKさんご夫妻をお迎えに行った。2年半前にハネムーンでボラボラを訪れて以来、今度はランギロアへ、とせっせと貯金をされたというお二人は、まだまだ新婚さんという雰囲気が漂う初々しい方たち。黒真珠養殖について夫がご説明をしたあと、ブティックで奥様はご自身の指輪用にと、かわいらしい一粒を選ばれた。そのあと、村へご案内したり、ティプタパスのイルカポイントに行ったりしているうちに、Kさんたちも酒ずきんちゃん(なんなのだ、このネーミングは!)ということが判明。キアオラでお別れする頃には、週末一緒にお食事しましょうということになった。

9月16日(日)
昼食を食べたあと、眠気に勝てず寝室で眠ってしまった。そのうちポセイドンが入ってきて足をぺろぺろとなめられて、目を覚ました。汗をびっしょりかいていて、気持ち悪い。もう4時近くなっていた。
散歩に出ると、風がぴたりとやんで、ラグーンも気味が悪いくらい凪いでいる。椰子の葉もそよりともしない。暑い。帰ってきてからしばらくしたら、急に雨が降り出した。そのせいで気温が上昇したらしい。雨があがったあとは、涼しくなった。

9月15日(土)
静かな週末。
実は少し前にポセイドンの散歩で、かつてないほどの宝物を発見した。それを苦労して家まで持ち帰り、少しずつ手入れしている。隣近所に迷惑をかけないように気をつけながら・・・。最初はとにかく匂いがきつかったのだが、日に当てて乾かし、やっと耐えられるくらいまでになった。さて、何でしょう?亀の甲羅なんです。それも、見たこともないくらい巨大な。誰かがつかまえて、人に見られないよう外洋でさばいて(亀は珍味でご馳走なのだが、捕獲して食することは禁じられている)、残骸を木の陰に置いていったらしい。表面にこまかい傷があるものの、鼈甲はほとんどそろっているし、何よりも大きい。まだまだ完全に乾くまで時間がかかりそうだ。そのあとは、鼈甲を貼り付けたり、ニスを塗ったりと、さらに手を入れなくてはならないらしい。一時は匂いがきつくて、捨てようかとも思ったのだったが・・・。そのうち写真でお見せいたします。

お昼は久しぶりに「IKIMASHO」へ食べに行った。なんとブルードルフィンズの純子さんも来ていて、餃子を食べているところだった。せまい島とはいえ、数少ない日本人とレストランでばったり会うことはあまりないから、ちょっとびっくり。せっかくだから一緒のテーブルで、私はマヒマヒのポピエット、夫はステーキ&フリット(フライドポテト)を注文。薄切りにしたマヒマヒをかためて、まわりにベーコンをまいてある。ソースが森のキノコ風で、すごくおいしい。かなりボリュームがある一品だけれど、ほとんどたいらげてしまった。デザートはアイスクリーム&シャンティ(生クリーム)。もう夕ご飯はいりません、ていう感じ。しかし、このお店、アルコール類がないのが残念だ。手の空いた祥子さんとおしゃべりして、「お酒おいてよ」とおねだりしてしまった。このお料理なら、カキーンと冷えたミュスカデか、これまたよく冷やしたボジョレなどが飲みたいところ・・・。

9月14日(金)
午前8時から3分間の黙祷を行なう、と大統領のガストン・フロス氏が昨晩のニュースで言っていた。
私と夫が働く職場でも、当然仕事を中断して、みんなで黙祷を捧げるものと思っていたのだが、マネージャーのフィリップは社員に向かって何も告げることなく、いつもどおり夕方まで仕事は続けられた。

地図で見ると世界のどこからも遠いところにあるような、南半球の小さなこの島にも、それがありがたいことなのか否かはわからないけれど、情報はほとんどリアルタイムで入ってくる。最初のニュースは、毎朝チェックするインターネットのasahi com.で知った。11日早朝のことだ。その日の夜には、旅客機がビルに激突して炎を上げる、信じられないような映像がTVで流れた。
職場へ出て行くと、タヒチアンたちの反応はいまひとつつかめない。犠牲者の数はまだはっきりしないけれど、この島の人口(約2千人)の数倍であることは確かだろう。南海の、ちっぽけなこの島で、暗澹たる気持ちを抱えているここ数日だ。

国際線のフライトが大幅に乱れているほかは、島のガソリンスタンドが便乗値上げをしたという噂を聞いたくらいで、いつもと何も変わらない。

9月7日(金)
マラッムが吹き荒れている。ラグーンは猛々しく波打ち、まるで外洋のようだ。マネージャーが「今日は仕事なし」と言い出してくれないかと期待したけれど、通常どおり作業開始。天気はよいのだが、とにかく風が強く、仕事場は寒い。手がかじかんできてしまった。熱いお茶を飲んでも、ちっとも身体が温まらない。マッラムとは、南東から吹いてくる季節風のこと。南風というのは、北半球の日本でいえば北風のことだから、冷たい風だ。通常は7月と8月がマラッムの季節なのだが、その時期にはあまり吹かず、今ごろになって吹き始めた。こんなに荒れた海を見るのは、何年ぶりか。ここ2,3年ほど異常気象なせいか、吹くべき時にマラッムが吹かずにいたのだった。
昨日真珠を買いにきてくれた日本人カップルの方たちから、「明日はピンクサンドビーチへ行くツアー、出るでしょうかね」と聞かれ、「大丈夫じゃないですかねえ」と答えてしまった。
昨日のほうがずっと風は弱かったのだ・・・むずかしいかなあと思ったのだが、だずねられるとついつい楽観的な返事をしてしまう私・・・。別に嘘を言おうと思うわけではないのです。なんだか気の毒になって、希望的観測を口にしてしまうのです。ごめんなさい。

午後は、さすがに早く終わった。海は怒り狂っているように荒れくるい、なんとポントン(浮き桟橋)を破壊し始めたのだ。水の力はおそろしい。
それにしても、生き物のように大きくうねる海を見ていると、なんだか血が騒ぐ。逆に穏やかな海を見ているときは脈拍がゆっくりしてくる。毎日毎日ラグーンを見て、深い愛情を感じているせいか、私の気持ちは、ランギの海と一心同体?!

9月2日(日)
5時40分起床。ポセイドンの散歩を終えてから、マリーナのマルシェへ行く。今朝は新鮮な魚がけっこうある! バーベキューにして食べよう。それから、マリーズからいつものシュークリームを買って(素朴な味。下のカップの部分に生クリームがぎっしりとつまっている)、あ、あっちではプア・ロティ(焼き豚、タヒチ語とフランス語が組み合わさった言葉)を売っている。買い物を終えて外へ出たら、空にうっすらと虹がかかっていた。そういえば、朝まだ暗いうちに、雨がぱらついていたっけ。

どれにしようか迷っちゃう・・ ペンションアンリエットで見かけてさわりたかったわんこ、とってもキュート!

夕方も、風をともなわない静かな雨。ラグーンも穏やかな夕化粧をしている。
日が暮れると、急激に空気が冷たくなってくる。虫たちの声が、妙に耳に響く。

9月1日(土)
今日から9月。先週の土曜日と、行動パターンはあまり変わらない。6時ごろ起きて、夫と一緒にポセイドンの散歩。そのあとは、村へバゲット(フランスパン)を買いに行き、カフェオレをいれてテラスで朝食。ひと休みしてから、手分けして洗濯や庭の落ち葉拾い。庭仕事を始めると、ポセイドンがどこからかやってきて、夫のすぐ近くに陣取る。集めた枯葉のど真ん中にどっかりと腰を据えてにこにこしている。そして夫が移動すると、それにくっついてくるのだ・・・。かわいいなあ(犬バカ)

6月頃にもこんな写真、のせましたっけ・・・

9時半頃からカヤックをラグーンに出して、ポセイドンも連れてお出かけ。いい天気で、ラグーンも小さな波があるくらい、カヤッキングにはぴったりだ。ティプタ方向に進み、空港へ到着したのは、10時半ごろ。こんなに遠くまで来たのは、初めて。ビーチにカヤックを寄せて、熱くなった体を冷やすため、海水浴。白砂が広がっていて、気持ちがいい。ポセイドンも海に入れて、身体をゴシゴシ洗ってやる。帰り道(道とは言わないか、帰り海??)、大きなサンゴの根のあたりに、テングハギの群れがいた。ツノが海面に飛びだすほど、水面近くを泳いでいる。地味な色の魚だけれど、群れて波の間を漂う様子は、とてもきれいで涼しげだ。思わず追いかけてみるが、距離はいっこうに縮まらない。帰って来てカヤックを洗い、シャワーを浴びると、もうお昼を過ぎている。お腹はぺこぺこ。
Chez BeatriceでChao menをテイクアウトして、裏庭のウルの木陰で昼食。

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